うつ病帝国

うつを患っている自分の、うつに関する様々な事象の手記。備忘録みたいなもの。

燃え尽き症候群

生活リズムが安定してくるにつれ考える時間が増えた。
今現在、休職している身ではあるが、
さて、休職前はどのような身上だったかを振り返ると、
うつ症状以前に自律神経の乱れがあり、胃腸を痛めていた。

当時の心境としては、激務のストレスが身体にきただけだと感じていたが、
今振り返るとそれだけではないことに気付かされる。

それは、プライベートでの人生やりきった感がある。
狭い人生観の中で、清濁併せた酸いも甘いもやってやった感、
狭い人生観ながらも悟りに近い心境に至ったような観念。
これが燃え尽き症候群に昇華されたと思われる。

家庭がある人ならば子の成長や伴侶との生活があるが、
独り身であると全てが自分の世界で完結してしまう。
仕事が楽しいのならそれで上手く回るだろうが、
生活の糧と割り切って働く身としては、
他に楽しみを見い出す必要がある。
ただ歯車として回るだけでは精神が擦り切れてしまう。

この楽しみ、主にプライベートでの趣味があるが、
誰かと共有するならば世界が広がるのだが、
独りで楽しむには限界がある。
勝手に限界を作る、が正解だろうか。

そうしてやりきった感を得て、ただ生きるためだけに働く。
資本主義に生きる以上、生きるために働くのは正しいと思えるが、
プライベートに楽しみがないのだから、ストレスだけが溜まっていく。

まだうまく言葉にできないが、仕事量で負荷が増えた云々以前に、
独りに限界を感じ、またストレスのはけ口がなく、
自律神経に乱れがきたのではと推察する。

ここに正しく向き合えれば先に進めると考える。