うつ病帝国

うつを患っている自分の、うつに関する様々な事象の手記。備忘録みたいなもの。

うつと食事

うつ病を発症する前段階、仕事が忙しくなってきてからは、
料理をすることがなくなった。

それまでは自炊派で、夕食と云えば休日にまとめ炊きした米を解凍し、
あるいは朝に炊飯器をセットし、夕飯におかずを作りつつ食すといった、
取り立てて面白味もないが、堅実な食生活を送っていた。

また、ダイエットに勤しんでいた時期もあり、
そうしたときは朝にトマトジュースを、昼はがっちり食べ、
夕飯はカロリーの少ないものと、
一日の総カロリーをコントロールする食生活を送っていた。

しかしながら仕事が忙しくなると、
食事にかける時間を別のことに回したいと思うようになり、
出来合いの弁当をかきこみつつ、PCに向かう時間が増えていった。

そうした習慣がついてくると、
カロリーコントロール自体がストレス源になってしまった。
今思えばカロリー計算が面倒、仕事以外で頭を使いたくない、
好きなものだけ食べたい、食事する時間が勿体無い、
献立を考えるのが面倒、調理の手間が面倒、
楽して満腹中枢を満たしたい、そんな考えだったのだろう。
満腹中枢が満たされれば幸せな脳内物質が出る。
満腹になるためだけに食べた。

ただ、毎食にお金もかけていられないから、必然的に味の濃い油物が増える。
体重も増え、動作も鈍くなり、また重さで動きたくなくなる。
体力も落ち、うつの進行と供にどんどん悪循環に陥っていった。

仕事が忙しかったときも、休日は運動をしなかったから、
体力は落ち続けていたように思える。

今は軽い運動や散歩などで、日常生活をおくれる程度の体力は回復している。
体力の回復に従い、カロリー計算する気力も湧いてきた。
まだ調理する気力はないが、忌避感がなくなってきたこともあり、
近いうちに調理も出来るようになると思える。


本項のまとめ:うつ病が酷くなると料理したくなくなる